当社のサービス
伊藤公害調査研究所 HOME > 当社のサービス
当社の分析
前処理
分析を行う際に、試料をそのまま測定したり、機器に導入したりする分析法はあまり多くはありません。 多くの分析については測定対象物質を測定しやすい形にしたり、機器に導入しやすい様相に試料を変化させたり、妨害する物質を除去するといった処理が必要となります。
これらを総じて分析試料の前処理を行うと言います。
前処理は分析結果に大きな影響を与えてしまうプロセスですが、適正な前処理法を用いて精度の良い分析結果をご報告しています。
石英ガラス製の放電管(トーチ)に巻きつけた誘導コイルに高周波電流を流し、誘導電場を発生させアルゴンガスを導入してプラズマ状態とします。そこに霧状にした溶液状の試料を導入すると試料に含まれる金属元素や半金属元素が6000~7000℃の熱で原子化された後、各元素固有の波長を放出します。この光を検出することで波長から定性分析を光の強さから定量分析を行う事ができます。また、この装置の利点は他元素を同時に測定することが出来ます。
測定例 |
移動相を気体(ガス)として使用しているのでガスクロマトグラフなのですが、検出器として質量分析計が接続されており、分子量を計測します。よって微量な成分を測定するので高感度分析機器とされております。
測定例 |
移動相を気体(ガス)として使用しているのでガスクロマトグラフと呼ばれています。検出器はFID(水素炎イオン化検出器)がもっとも一般的です。
測定例 |
金属元素の濃度測定に使用します。試料を溶液に溶かし、フレームと呼ばれるバーナーに噴霧することにより試料を原子化させます。これに元素特有の波長をもつ光があたると吸収が起こり、光が減光します。その差は濃度に比例するのでその元素の濃度を求めることができます。
測定例 |
移動相を液体として使用しているので液体クロマトグラフと呼ばれています。液体を機械的に圧力をかけ高流速で固定相(カラム)に通し分析対象物質が固定相に留まる時間を短くし分離と感度を高めた物を高速液体クロマトグラフ(HPLC)と呼ばれます。
測定例 |
移動相として液体を使用しているので、液体クロマトグラフの一部です。測定するものがイオンなので、イオンクロマトグラフと別のジャンルにて区別することがあります。
測定例 |
物質に電子を照射すると物質から反射電子、二次電子、X線等が発せられます。この中の二次電子を検出し、その像を結ぶことで物質表面の凹凸を目で見える形に表示することが出来ます。この電子線の波長は目で見える光の波長よりもかなり小さい為に光学顕微鏡より高倍率で対象を観察することが出来ます。
測定例 |
X線を試料に照射すると吸収したり散乱されたりします。もし、試料が結晶構造を持っているならば、結晶中の各原子からの散乱X線が干渉しあい、特定の方向に強い回折X線を生じます。このX線を解析して物質の同定や定量を行います。
測定例 |
対物レンズの前に位相板(もしくは偏光板)を挟み込み入射光を少々ずらして光路差を生じさせて観察する顕微鏡です。
測定例 |
人の臭いの感じ方は物質の濃度が半分になれば感じ方も半分になるという訳ではありません。人の感覚(知覚強度)はある法則により対数関数的な増減をしている為、物質の濃度を用いて判定するのではなく人間の感覚に似せた臭気指数という表示方法を用いて直感的に数値の意味をわかりやすくしています。 この臭気指数の測定方法は、国が認定した臭気判定士が三点比較式臭袋法によって行う官能試験法(人の嗅覚により判定する方法)により測定します。
測定例 |